病気で具合の悪いお子さまにお薬を飲ませるのって結構大変だったりしませんか?こうすれば絶対大丈夫!という方法はありませんが、いくつかご紹介します。
また窪田からのアドバイスもページの一番下に掲載しました。よかったらご覧ください。
How to take medicine
2023/11/15
病気で具合の悪いお子さまにお薬を飲ませるのって結構大変だったりしませんか?こうすれば絶対大丈夫!という方法はありませんが、いくつかご紹介します。
また窪田からのアドバイスもページの一番下に掲載しました。よかったらご覧ください。
赤ちゃんてホントに口が小さいので口を開けてくれないと困りますよね
お口に入りさえすればわりとお薬を飲んでくれる時期になります。でも、飲んだ後のお子さまの表情を注意して見ていてください。嫌そうな表情をしたらおいしくなかったというサインかもしれません。
■哺乳瓶の乳首で飲ませる方法もあります。普段からミルクを飲んでいる赤ちゃんにおすすめの方法です。1回で飲みきれる量の水や湯ざましに溶かして乳首の裏側にお薬を溶かしたものを入れて吸わせます。乳首の穴が大きい方が飲ませやすいです。
■薬の入っている分包紙の中に水などを加えて溶かし、それをシリンジなどで吸う方法もあります。
■スプーンやスポイトで少しずつ飲ませる方法もあります。スプーンやスポイト、またシリンジが手に入れば利用してみてください。
■一般にお薬をミルクに混ぜて与えることはしません。(ミルクの味が変わってミルク嫌いになるのを防ぐためと言われています)
こんな投薬専用スプーンもあります。税込180円で販売しています。シロップにも粉薬を溶かした時にも使えるのでひとつあると便利です。
赤ちゃんにお薬を飲ませるために開発された投薬専用スプーンです。スプーン部分が赤ちゃんのお口にしっかりフィットするよう深く丸くなっています。目盛り付きの柄の部分の容量は10mLあり、通常1回分のお薬が全部入ります。足がついているのでお薬が入ったまま置いてもこぼれません。
おいしいミルクなどでお腹がいっぱいになっていると飲んでくれないことがあります。授乳後のゲップの時に吐いてしまうこともあります。赤ちゃんにお薬を飲ませるにはタイミングが大事なことがあります。「食後」や「授乳後」を避けても効果に変わりがない場合もあります。お困りの際は医師や薬剤師にご相談してください。
お薬を飲んだ後の後味、これが意外と曲者です。持続することもあります。お薬を飲んだ後にもう1度お水を飲ませるなど口の中をきれいにするとよいでしょう。いずれ始まるイヤイヤ期に備える意味でも、服薬による嫌な記憶が少しでも残らないように「お口直しにもうひとくち」を忘れずに。
❶粉薬に少量の水を加えて溶かして飲ませます。
❷口の中にお薬が残らないように水を飲ませます。
溶かすのは服用する直前にします。
溶かすのはスプーンの上でもできます。
分包紙の中に少量の水を直接入れて溶かし、スプーンで飲ます方法もあります。
赤ちゃんの頃は味覚も発達途上でされるがままに飲んでくれていても、1歳くらいから服薬が難しくなるケースが増えるようです。ちょうどイヤイヤ期も重なります。お子さまによって嗜好も異なりますので単一的な対応ではうまくいかないこともあります。
うまくいかなかった時、よい手立てが思いつかない時、そんな時はイライラしてしまいがちです。そしてその後、落ち込んだり・・・子育ての際によくあることかと思います。困った時は一度薬剤師にご相談ください。
水薬も粉薬もできれば他のものに溶かさないでそのままで飲ませる習慣をつけていきましょう。焦らなくても大丈夫です!お薬を飲ませるためのアイテムを用意しなくても済みますし、これができるようになるとお子さまへの服薬がとても楽になります。
粉薬が苦手な場合、飲んだ後の後味、これが意外と曲者です。口の中で持続することがあります。お薬を飲んだ後にもう1度「お口直し」としてお水などの飲み物を飲ませて口の中をきれいにするとよいでしょう。その際、お薬の味が悪くなる飲みものは避けてください。
どうしても粉薬が苦手な場合は早めに錠剤に切り替えることが有効なこともあります。市販薬の錠剤は5歳から飲めるものがあります。医療用ではあまりに早いと錠剤の規格がないこともあります。5歳くらいになったら一度医師や薬剤師にご相談いただくといいかもしれません。
窪田薬局からのお願い①
粉薬を混ぜ終えてから、粉薬の調剤を終えてからのタイミングで錠剤を希望されることがあります。一度作ったお薬は廃棄しなければならなくなります。ご希望は処方せん発行前、処方決定の際に医師にお伝えいただくようお願いします。
窪田薬局からのお願い②
現在、処方せんのFAX送信は日常的に行われています。薬局での待ち時間を減らすことができてとても便利です。そしてどこの薬局でもお薬を最短の時間で準備してお待ちしていると思います。しかし最近そのお薬を取りに見えない方が増えているように感じています。FAXの誤送信もあるかと思いますが、「No-Show」はとても残念に感じています。飲食業だけでなく薬局も困っています。
ほとんどのお母さまがお薬を何かに溶かして飲ませています。溶かす際は必ず1回分だけを服用直前に溶かしてください。時間が経つと苦みが出たりして飲みづらくなることがあります。一口で飲み切れる量がおすすめです。量が多くなると飲み残しの原因にもなります。
その際、完全に溶かすことにこだわらなくても大丈夫です。
粉薬を混ぜるモノとの相性があります。溶かすことで飲みやすくなる組み合わせもあれば逆に飲みにくくなる組み合わせもあります。また味だけではなく効果が落ちる組み合わせもあります。お薬によって違いますので、その都度薬局で確認してください。
服薬が上手にできるようになるには個人差があります。兄弟姉妹がこうだったからは当てはまらないことが多いです。自転車に乗れるようになったり、逆上がりができるようになるのが同じではないように誰にも得意不得意があります。
保護者は上のお子さまで経験していても、下のお子さまにとっては初めての経験になります。
お子さまに合わせたフォローをお願いします。
服薬が上手にできるようになるのはお子さまの成功体験のひとつだと考えています。お子さまへの「プラスの声掛け」が大切です。誰でも上手にできたときはうれしいものです。上手に飲めた時はほめてあげてください。
「○○と同じように飲めるようになったね!」「大人と同じ飲み方だね!」「カッコいい!」「ステキ!」など、ハグしながらほめてもらえばお子さまもとってもうれしいと思います!
また一度うまくいっても次回失敗することもありますので、その際は上手なフォローをお願いします。
うまくいかなかったときはどこが嫌だったかお子さまの話を聞いてあげてください。「お薬そのものの味」が嫌なのか、「苦み」が嫌なのか、お薬の「ザラザラした感じ」「におい」等、その子によって嫌がる理由が違います。「共有する」ことは次につながります!
お薬が変わった時も「今度のお薬の味はどう?」などお子さんに尋ねることで共有していただくといいと思います。
ご家庭内でうまく解決できなかったときは薬剤師にご相談ください。
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